2011年5月20日金曜日

保護犬と巡る福島 その2

朝一番で、福島県北保健所に行ってきました。こちらの保健所は以前より交流があります。被災犬以外の犬たちは通常の処分対象になっているという話を、ボランティア仲間より聞いたので、現状を聞いてみました。確かに、被災犬以外は、通常処分対象になっているとのことです。残念です。

しかし、今までに処分した犬は、酷い腫瘍があった子と怪我の状態がかなり酷かった子だそうです。処分された子がいるのはほんとうに悲しいですけど、なんとか処分しないで新しい里親探しをしています、とのことでしたので、私もご協力できることがあれば応援していきたいと思います。






関心を呼んだ「守る犬」のその後を見に、福島市内の動物病院に行ってきました。
どんな状態なんだろうとドキドキしながら入院室を開けると、ゲージに寝ている犬は、ひょっこり顔を上げてこっちを見ておりました。見た瞬間、顔つきが穏やかになっていたのに驚きました。ウーウー唸る事もなく、「だ~れ?」て顔してました。

獣医さんの奥様が面倒を看てくださってます。傷口は大変に痛々しく、言葉で聞くのと見るのとでは大違いで、毛を刈った皮膚にはパックリと開いた大きな傷口が首の左側半分ぐらいに渡っていました。傷が大きいので、今後2回は麻酔をかけた手術が必要との事。他にも体のあちこちに咬まれたあとがあり痛々しい姿でした。まだまだ油断は出来ないとは思いますが回復に向かっているようなので一安心しました。






病院での生活にも慣れてきているようで、話しかけると視線を向けコミュニケーションを取ってくれます。一緒に散歩に行きました。いつもお散歩に連れてってくださる奥様には、すっかり甘えて膝に頭を乗せて撫でてって甘えてました。保護したときの表情とは比べ物にならないぐらい穏やかな顔で、まるで別の犬みたいでした。来たばかりの時には、とにかくケージから出れず、ひたすら寝てばかりだったようですがほんとに少しづつだけど、お散歩の時間も長くなっているようです。早く心の傷も癒えるといいですね。お世話してくださる皆様の愛情をいっぱいもらって幸せそうな顔をみれて嬉しかったです。








次に向かったのは、市内の預かりボランティアさんたちのところです。
普段、預けっぱなしで顔を出すことも出来ずに気にしておりました。
久々に再開すると保護したときのことが思い出されてきます。どの子もみんな保護したときよりも毛並みがキレイで、顔もとっても穏やかです。みんな幸せそうでした。























その後、福島市内を出て、飯館村役場に行きました。現在の犬猫の状況と村民の方がお困りのことはあるのかどうかなどについて、聞いてきました。
村民の皆さんも、自分の避難先も決まっていないなどで、動物はどうしたらいいのかと困ってらっしゃるようでした。役場では、登録しているボランティアさんたちをご紹介して、直接連絡をとってもらってそれぞれ各自でいいなと思ったボランティアさんにお願いしてもらってますとお話しておりましたので、私たちの連絡先も登録させていただきました。

つづく~

13 件のコメント:

  1. 被災犬が多すぎて、すっかり忘れがちだけど、まだまだ多くの犬猫が毎日処分されてるんですよね(T_T)
    ヨーロッパのどこだかの国のように終身のペットシェルターが、普通になることを望んでならないし、そもそも人もまた動物だということを忘れないで欲しいですね。
    来月もまた、間接的に協力できるように頑張って仕事に励みますね!
    お体を壊す事のないように!!

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  2. 初めまして。いつも拝見してます。レスキューやその他の活動ありがとうございます♪

    守った犬ちゃんは少しずつ回復してきているようで安心しました。
    どの子も幸せに過ごせるようお祈りしてます。

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  3. 守ったわんちゃん、本当に瀕死だったんですね。
    あと2回も手術がまっているなんて。
    お散歩もできるようになって、安心できる場所でゆっくり心の傷を治してほしい。
    がんばれー!

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  4. 今、ちょうどこのワンちゃんのことをふと思い出していたところでした! どなたのブログで拝見したのか思い出せず、どうしてるかなぁって思いつつ、たまたまこちらにおじゃましたら、あら!っとビックリしました。かなり容態が悪いとのお話でしたので、もしかしてと思ってたんですが、本当によかったー! 傷つき疲れ果て、天国へのお迎えも近かっただろうこのワンちゃんに、また愛され生きるチャンスが与えられたことに感謝致します。どうかこの子の心と身体の傷が一日も早く癒されますようお祈りしています。ありがとうございました♪

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  5. 動物達の為に大変な活動をありがとうございます。
    本当に感謝、感謝です。
    わんちゃん、あと2回の手術なんて・・・頑張って乗り越えて
    穏やかで健やかな生活に、少しでも早く戻れると良いですね。

    ところでこの子が守っていた烏骨鶏さん達や牛さん達は
    その後どうなったのでしょうか?
    保護はご無理だと思いますが、餌とかは何かしら誰かから貰えてるんでしょうか。
    現地にいっていない者の言うことではないと思いますが、
    わんちゃんが、こんな大怪我を負っても守っていたのかもしれない
    家族の動物達なので、あれからずっと気になってしまってます。
    すみません。こんな書き込みして。

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  6. 犬や猫は、もし連れて行けないなら放してしまえば生きていけるのではなんて事もうっすら思っていたのですが、実際はそうではなくって、いままで人間と共に生きていた動物は人間がいないと生きてはいけないのですね。
    この子におおあみさんが気がついてくれて本当に良かった、カメラマンの方が、ここで車を停めてくれて本当によかった。

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  7. 守る犬、のワンちゃん、心配していましたが、大丈夫ですよね。それほど高齢でなかったので、これからの手術にも耐られる、と祈っています。本当によくこの子を、そして他の子たちも助けて下さって、感謝です。ワンコたちが犠牲にならない世の中になってほしいです。

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  8. 緊急報告会お疲れさまでした。ワンコが危険な状態から、少しずつ回復に向かっていることを知って安堵しました。辛い事を経験した分、それ以上にこれから幸せな日々が待ってることを願わずにはいられません。おおあみさんにも獣医さんにも感謝します。間接的ではありますが、私もこの子を見守ってゆきたいと思います。

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  9. 動物たちの救出活動、本当にお疲れ様です。
    守った犬のワンちゃん、大変な傷を負っていたのですね。
    もし、おおあみさんたちに見つけてもらわなかったらと思うと胸が締め付けられます。でも、この子は運の強い子。きっと元気になると思います。そして、一日も早く心の傷も癒えることを祈っています。
    おおあみさんのブログ、yahooとAmebaのサイトで紹介させてください。
    おおあみさんも、どうかお身体ご自愛くださいね。

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  10. お家を守ってくれたワンちゃんの事はず~っと気になっておりました。少しづつでも良くなってきている様子で良かったです。でもあと、2回も麻酔をかけた手術が必要とは・・・
    本当に頑張ったのですね。私は、このワンちゃんから沢山の事を学びました。逢えたら、いっぱいいっぱいハグハグしてお話をしたいです。飼い主さんとは会ったのかな?早く、一緒に暮らせます様に。最後に、獣医さん、有難うございました。そして見つけて下さったおおあみさん、本当に有難うございました!

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  11. 初めてコメントさせていただきます。

    守ったワンちゃんの落ち着いた姿をみて安心しました。
    獣医の奥様の献身的な看護、有難うございます。

    皆様の活動のお陰で
    たくさんの動物が助けられています。
    ほんとうに、、ほんとうに。。有難うございます。

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  12. わんちゃん、あと2回も手術ですか・・・心配ですが、
    彼が早く良くなって、また飼い主様の元で安心して
    幸せな日々を暮らせるよう祈っています。
    保護して下さって本当にありがとうございました。
    その後このわんちゃんのお家の牛や烏骨鶏は無事でしょうか?
    どうか無事生きていてくれることを祈ります。

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  13. はじめまして ゴン太くん 再手術 大変でしたね。
    今後も再度 手術が必要なほど大怪我だたんですね(´・ω・`)
    ゴンタくん回復に向かってるいるようなので安心してます
    命が助かって本当に良かったです

    ゴン太ちゃんの画像 貸して下さい 宜しく お願いしますo(_ _*)o

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