2014年3月5日水曜日

ゆばちゃんとの出会い

皆さんこんばんわ。
いつも応援ありがとうございます。そして、ブログ更新が久しぶりになってしまったこと、お許しください。

今日は亡くなった愛する犬、ゆばについてお話したいと思います。


ゆばとは、保健所からの保護した犬でたくさんの病気と闘い2014年1月26日虹の橋を渡った犬のことです。

私はゆばちゃんが、本当に本当にかわいくて、もっともっとお世話をしたいと想ってました。
私の期待に応えようとゆばちゃんは限界を超えて、私の為に長生きをしてくれてましたが、頑張り屋のゆばちゃんもとうとう力尽きて、お空の上に世界へと旅立ちました。

出会えたことに感謝、そして、頑張ってくれてありがとうね、


<出会い>
2009年9月中旬のことでした。

その当時は個人で地域猫の保護とか、保健所から引き出し里親さんと探すとか、そんな活動をしておりました。

それでよく見ていたのが、環境省の「収容動物データ一覧」とかいうサイトです。

ある日のこと、普段はあまり見ない宮城県のある保健所のサイトを見てしまいました。

そこには、我が家の愛犬”まる”に似ている白くて毛の長い老犬が収容されてました。

こちらはうちの子、まるちゃんです!



みすぼらしくって、足が悪そうに見える犬。

こんな老犬をもらってくれる人を探すのは難しいだろう・・・。
かといって私が飼う自信もない。

保護して里親さんを探すということは、里親さんが見つからなければ自分で飼わなければなりません。だから無責任なことは出来ないし、どうしたものかと悩みました。

数日悩んでましたが、刻々と収容期日が迫ってきており、どうしてもその犬のことが忘れられず勇気を振り絞って保健所に電話をしてみることにしました。

私 「このわんちゃん、飼い主さんがお迎えに来るとか、だれか欲しい人いるとかありませんか?」

 職員さん 「いいえまだどなだも・・・」

私 「そうですか・・・残念。でもまだ時間ありますよね?ちなみにどんな子ですか?足が悪いように見えますけど?」

職員さん「足は写真でそのように見えてますが、悪くないです。でも、目が見えないようですよ」と言われました。


老犬で目が見えなくい犬・・・
ハードルはさらに上がってしまい、私には助けられないのかと絶望的な気持ちでした。

しかし、この犬のことが頭から離れなくてずっとずっと忘れることは出来ず、それどころかますます想いが強くなりました。そして、収容期日ぎりぎりになんとか延期してもらえないかメールを送りました。
延期してもらえばその間にだれかが保護してくれるかもしれないと思って・・・。


2009年9月18日の私から保健所に送ったメールは、
「目の不自由な白いワンちゃんについて、再度確認したいことがありますので、本日の処分を延期して頂けないでしょうか・・・。 業務開始は8時半ですか?そのころにお電話したいと思いますのでどうぞ、よろしくお願いいたします。」
 
そして電話で延期をお願いしてその日の処分は免れました。

その後保健所の方からのメールを受け取るんですが
「大網様
保護犬の状態について判る範囲で記載致しますので参考にしてください。
 
推定年齢15歳以上、女の子、体毛で判りにくいですが非常に痩せています。
音には反応しますが目は全く見えていないようです。おとなしくて動かずじっとしていることが多く、散歩も積極的に歩こうとはしません。爪が異常に伸びています。
食欲、糞便に問題は見られませんがトイレの躾はできていません。朝久しぶりに会う時等にに少し吠えることがありますが、吠え続けることは無く他の犬が吠えても一緒に吠えることはありません。
痴呆症には罹っていないようです。
威嚇行動等はありませんが自分から甘えることも少ないようです。
残念ながらきちんとした検査等が出来ない為、正確な健康状態が判らないことと、環境の変化によって性格や癖等も違ってくる可能性があることをご了承ください。
 
次の処分予定日が9月25日ですので24日には面会に来られるかどうかの連絡をお願いします。
その内容によって処分の延期や面会の日程を調整することになります。連絡が無い場合には予定に従って殺処分となります。
 
1頭でも命が助かるのなら素晴らしいことですが、御自分の生活を優先して生活環境等と会わせてよく検討してください。」

このように書いてありました。
一言一言よく読んで、簡単ではないことが良くわかった。でも諦めたくない・・・・。まずは一度会いってみよう、そしたら何らかの方向がわかるはずだと思って、会いに行くことにしました。

そして9月24日処分されるぎりぎり前日に行ったと思います。

みなさん、保健所、行ったことありますか?
いつもとても悲しい気持ちになるんです。
罪もない多くの動物達が身勝手な人間達の都合で殺されてしまうのに、私が救える命なんてほんの僅かだからです。

その日は、福島に住む母と共に行きました。一人では見る勇気がなかったからだと思います。
そして、待っていると、薄汚れた白い老犬がヨタヨタと出てきました。

そのときの写真です。






足の爪が異常に長い
 
 
 
初めて会ったゆばはそっと近づいてきて、撫でられると気持ちよさそうにしてました。
見てるだけで涙が溢れ出てきて、何度もごめんね、ごめんねといい続けました。

助けたい、殺処分させたくない。
しかし、本当に飼えるのか?

私にはこの子を飼う自信がない・・・、

でも、助けたい。

母と一緒に人目もはばからずただただ泣いてたと言う記憶しかありません。

”1匹の小さな命を救う” その当時の私には簡単に決断することは出来なくて、よく考えてから返事をしますと告げ帰りました。

帰宅してから、とにかくだれか救える人がいないか、あちこち連絡し頭を下げてどうかどうかお願いしますと飼ってもらえないですかと頼みましたが、どなたからも良いお返事はもらえませんでした。

すっかり失望してしまったんですが、だんだんに誰も飼えないならあの犬を救えるのは自分しかないだろうと考えるようになりました。

一番の問題は、どこのおうちにもあると思うのですが、家族の同意が得られるか、です。

我が家は主人と、愛犬のまるちゃん、愛猫&保護猫15匹ぐらいいたので、主人の説得からはじめました。主人はとにかくまるちゃんを娘のようにかわいがっていたので、まるちゃんが可哀想だよと言われてました。

でも、本当は動物好きですから、真剣に助けたいと私の気持ちを伝えれば、理解してくれるのではないかと思ってました。

そして、誕生日が近かった私は主人に

「今年の誕生日は、なんにもプレゼントいりません。その代わりに、この老犬を1匹救いたい。どうかお願いします。」と頼みました。

今までの様子を見ていた主人が、「いいよ」と言ってくれました。

そして、2009年10月7日私の誕生日に宮城県の保健所まで迎えに行くことになるのです。

汚かった老犬を、保健所の方達はシャンプーしててくださいました。
そして、深々と頭を下げてどうかよろしくお願いいたしますと言ってくださったのを覚えてます。


ゆばを乗せて帰る道、
なぜか台風が来てました。
ワイパー壊れちゃうのではないかと思うほどの大雨だったけど、小さなボロボロワンコを乗せてウキウキ、ドキドキしながら自宅まで400キロの道のりを帰りました!!



今度の更新がいつになるかわかりませんが、ゆばちゃんとの生活について書きますね。
気長にお待ちいただけたらと思います。









 

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