2012年8月20日月曜日

報告会&チャリティーライブのお知らせ

昨日は、昨年の11月の終わりに大熊町で保護したフォルテちゃんが、飼い主さんの元へ帰る
嬉しい嬉しい日でした。

フォルテとの出会いは、突然2階から降ってきたて感じ。慌てて捕獲器仕掛けたら入いってくれました。よく見ると首輪がたすきがけになって怪我してたのが痛々しく、震災から10ヶ月頑張って生き抜いてくれましたね。

飼い主さんがすぐにわかり、会いに来てくださった時もそうだったけど、今回もちゃんと飼い主さんのことを覚えてて、玄関までお出迎えに行ったようです。

普段、私やボランティアさんにはそんなことしないのに、飼い主さんがいらしたこと、わかったんでしょうね。

帰るときなんて、キャリーケース開けたらすんなり入り、帰れるのが楽しみだったんだな~と思うと嬉しいです。でも玄関の外に出たら急に怖くなっちゃったのか、ニャーニャー鳴き出して・・・・鳴き声を聞いて、ボランティアさんとウルウルしてしまいました。

お別れは、どんな時でも寂しいものです。

しか~し、帰ったらすぐに先住ニャンコさんと打ち解けてますとお電話頂き、ほっとしたのでありました!!
フォルテが幸せだと思うと、私も幸せになりますにゃ♪

詳しくはおーあみ避難所のブログによっしぃさんが書いてくださいましたのでご覧くださいね。




「お母さん、ずっと待ってたのよ~」と話すフォルテ




お別れの記念撮影
(すみません、私もまぜてもらちゃったぁ・・・)






そして、報告会&チャリティーコンサートのお知らせです。

☆8月26日日曜日、仙台にて報告会させていただきます。

警戒区域内にご自宅があったみほこさん、なんとみほこさんは犬猫救出プロジェクトのレスキュー猫 第1号 である「はなちゃん」の飼い主さんです。

そんな、被災者であるみほこさんが、「警戒区域の残された動物達を忘れて欲しくない、だから報告会を東北でやりたい」と開催に向けて頑張ってくださいました。

秋風センチメンタルさんのライブもある斬新な報告会、満席になってしまったような・・・・。

ライブも楽しみですね。

詳細は、こちらをご覧ください。
”いのち”のある場所~原発20キロ圏内からのメッセージ


そして、今回で2回目の「福島の犬&猫を助ける為のチヤリティライブ&セッション」にも参加させて頂きます。
こちらは、大人っぽ~く ”JAZZ” ですよ~。

普段、犬猫のお世話やレスキュー三昧な生活を送ってますが、ライブのような異次元に参加させて頂き、とってもとっても癒されました。今回も楽しい時間とパワーを頂きたいと思ってます。
Hiroco さんとご主人でもある、ダリオ ポニッスィ さんがボーカルです。
ダリオさん、NHKのイタリア語講座でもお馴染みの陽気で多才なダリオさんです。

楽しみ楽しみ♪
あっ、途中で少し私のトークタイムありますから、聞いてくださいませ。
詳細はこちらをご覧くださいね。
Hiroco's blog

2012年8月14日火曜日

さよならチリちゃん

今日(8月13日)は、悲しいことがありました。

ここのところ調子が悪くて入院中の、チリおばあちゃんが亡くなりました。

先週の水曜日の朝、病院から電話があり、意識もなく危険な状態ですと。

連絡もらってすぐに駆けつけたところ、身体がピクピク動いて、瞳孔は大きくなったり小さくなったりしており、足は空を駆けるようにパカパカと動かしてました。

それを見て、とても危険な状態にあるなと感じました。

しかし、翌日お見舞いに行くと、なんと意識が戻って呼びかけにも答えてくれて、立ち上がろうとしてくれました。

奇跡がおきたと大喜びしたんですが・・・・。

その後また痙攣を起こして、また徐々に元気なくなってきて・・・

元気になって欲しいと毎日お見舞い行ってきたけど、今日、お見舞いに行ったその時に呼吸してなくって、いろいろと処置してもらったけど駄目でした。



チリちゃん、保護したのが12月の初めでした。
http://gogowannyan.blogspot.jp/2011/12/n-83.html


圏内での給餌を終わり、帰り道での出来事でした。

原発から3キロ圏内の大熊町の道路の真ん中、なにかの塊が見えました。

「えっ、あれ何だ?猫?」って声を上げ、止まってみたらやっぱり猫でした。

横になってて、近づいても逃げないし、目が見えてない様子
煮干をあげたら、食べたいけど歯が悪くて食べれないみたい

高齢の猫だとすぐにわかりました。



震災から約9ヶ月たっての保護。

12月はすでに寒くって、このような目も歯も悪い高齢の猫がどうやって生き延びてきたのか不思議でした。

狩なんて出来っこないこないし、餌場が近くあったのかどうかもわかりません。

耳は凍傷なのかなんなのか、皮膚が真っ黒でした。



*保護当時のチリ、名前の由来なんと、お耳がチリチリだったから・・・・です。ごめんなさい。



毛も皮膚病でもあるのか、パサパサで、よく生きててくれたね、と思ったのを覚えてます。


チリちゃんは他の猫ちゃんが嫌い。
足腰も弱いから、犬用大ケージの個室をもらって楽しく暮らしてました。

ケージがあくとお世話をしてくださる方の膝にちょこんと乗って、撫でてもらったりブラッシングしてもらって、もういいかなって、自分のタイミングで軽く噛み付き、膝から降りて寝床に帰る。そんなマイペースな子でした。

シェルターボラさんからもとっても可愛がってもらって、幸せいっぱいだったと思う。


そんなチリちゃんが、今日逝ってしまいました。


チリ、急に腎臓が悪くなってて、退院出来ても、毎日の点滴が必要だと言われてました。
点滴は皮下点滴で、飼い主さんが自宅で出来れば通院の必要がありませんが、シェルターではみんなが皮下点滴出来るわけでもないし管理が難しいから、おーあみ自宅に連れてこないと駄目かなと考えておりました。

我が家には、病気の子が多いので世話が大変で、チリも来るとなるとさらに大変だな~と内心思っていたんです。そんな私の気持ちが、チリにばれてしまったのかな・・・・・。

急いで亡くなってしまったように感じてしまいました。

ごめんね、チリ・・・。ごめん。

生き物は、いつか必ず死ぬときが来る。
だから、毎日一生懸命かわいがって、亡くなった時に後悔しないように送り出そうと思っていたはずなのにな。

また明日から、やり直します。




元気なころのチリちゃんの写真をゆっきぃさんが送ってくれました。
チリらしい表情、よく撮れてるにゃ。








2012年8月12日日曜日

緊急里親さん預かりさん募集です!

福島県飯館村のワンコたちです。

飯館村は、計画的避難区域で、人が住むことは出来ません。そんわけで村の人々は、あちこちに避難してます。
犬や猫を飼っているか方もたくさんいらっしゃったのですが、避難先に連れていってもらえた子は、
そんなに多くはないと思います。

今でも多くの犬猫が、寂しい想いをしながら家族の帰りを待てます。

飼い主さんによっては毎日にご飯をあげに来る人から、一週間に一回しかこれない人などさまざまです。

一週間に一度では、決していい環境とは言えませんが、飼い主さんにもいろいろなご事情があるようでした。
下にある写真は、ある、お宅のワンコ達です。

このワンちゃんたちの飼い主さんに先日お会いすることが出来ました。
飼い主さんは、一週間に一度しか来れないそうです。

そして飼い主さんより、里親さんを探してもらえないかと相談にされました。
飼い主さん
「帰るときに犬が寂しそうに吠えるんですよ。今までそんなことなかったのに・・・・、やっぱり寂しいんだと想うんです。犬はずーーと俺らのことを見て吠えてます。それが辛くてね。ごめんなって言っていつもいつも帰ります…。本当は手放したくないんです。ここに住めるんだったらずっと飼います。でも、当分帰れそうにありませんから……犬を想ったらやっぱり里親さんを探してもらった方がいいんでしょうね~」

と悲しげに話してました。

現在、我が家も保護犬保護猫がいっぱいで、貰い手さんが決まるまではこの子達を預かることが出来ません。

まだまだ暑い中一週間に一回では、水分補給もどうなっているのか心配ですし、日差しも厳しいので熱射病にならないかと不安です。

特に白いほうのコロちゃんは、年齢的にも高齢なので・・・。

どなたか、福島近辺か、関東圏内で里親さんか一時預かり出来る方いらっしゃいませんか?
どうかお願いします。



コロ君
オス、12歳




ジロー君
オス 3才