2012年11月21日水曜日

1年8ヶ月頑張った!!

18日、日曜日のこと

前回黒猫さんを見かけたところに捕獲器を仕掛けに行ってみました。

そしたら、黒猫さんとは別に、大きな茶トラくんがこっちを見てました。
しかも、首輪をして・・・。

”飼い猫ちゃんなら、缶詰を開けたら保護できる!”と思い
あわてて、パカッって開けてみたら、案の定、ネコさんは振り返り、食べたそうにしてます。






捕獲器を仕掛けてちょっと待ってみたら、ほんとにすぐに捕獲器に入りました。



いままで、保護してきた子たちは、みんな毛がボロボロとか、ガリガリとか、怪我してたり、と状態が悪い子がほとんどでしたが、この子、まるまると太ってて、毛の艶もよく、どうやってこの誰もいない世界でサバイバルしてきたの?って聞きたくなりました。


翌日、病院に連れて行き、体重測定してみました。


顔は子顔だけど・・・

お尻はビックだぁ



(写真がピンボケしかなかった・・・)

首輪が頑張って生きてきた証ですね・・・・ボロボロ





体重6.2キロと巨大なこの子

蚤やしらみもついてない
去勢済みの男の子で、シャーといわないでいい子でした。



そして、なんとこの子飼い主さんがわかりました。

飼い主さんのお話

「いままで何度も、何度も一時帰宅で入っても会えなくて、最後の目撃情報は去年の今頃でした。ご近所の方が写真を撮ってきてくれたが、穏やかな子がとても険しい顔してて辛かった。頂いた捕獲器の中に入ってる写真は、穏やかな顔に戻ってて、うちの子に間違えありません。安心したんでしょうね。」と話されてました。


よかったね。
早く飼い主さんを再会出来ますように。



1年8ヶ月・・・・

今までのように人間から餌をもらえなくなり、喉の渇きや、暑さや寒さと戦うには果てしなく長い時間だったでしょうね。


この日曜日は、残念ながら、1年8ヶ月頑張ってきたのに、力尽きてしまった子にも会いました。

シャムMIXちゃん。
かわいそうに、餓死なのかな・・・

お腹がぺったんこだった。

遺体の映像ありますが、どうか見てあげてください。

見るのは辛いとは想うけど、
ひっそりと誰もいない世界で亡くなっていた子達のことを忘れないためにも、
そして、まだ、まだ頑張ってる子がいるってことを忘れないためにも・・・。













2匹を見て、結果は対照的なものでした。

これから、本格的に寒くなりますが、やっぱり頑張って1匹でも保護していきたいね・・・。














2012年10月27日土曜日

24日の里親会報告

先日初めて、おーあみ避難所主催の里親会を開催いたしました。

場所は田園都市線市が尾駅からすぐにある、こちらのお店ウィッチハウスさんをお借りして行いました。

第一回だったし、準備期間もなかったので告知もままならず、どうなることやらと思いましたが、想像したよりたくさんの方がいらしてくださって、ほっとしました。

肝心の里親様は、その日には決定しなかったものの、何名かの方が気になる猫ちゃんに出会えたようです。

早速、来週の月曜日には、”ホワイトマン”のお見合いです!!


里親会の様子ですが、初めての里親会で私も含めてボランティアの皆さんも必死で、すっかり写真を撮り忘れました(汗)

上村カメラマンが、取ってくださったいくつかの写真をお借りしましたので、ぜひご覧ください。

チロくん、人懐っこくて笑顔が素敵なワンコです。


開場前の様子



イケメンなのに、フレンドリーなイチロ~君

イチロ~の兄弟サブロ~。こっちも可愛い♪


そして、精悍な顔をしているポンちゃん女の子です

ポンちゃんは現在動物病院に預かっていたいてます。
おりこうさんなポンちゃん、一時預かりでもいいですよ♪


定期的にまた里親会開催したいと思います。
11月の水曜日のどこか・・・・日付が確定次第発表しますので、ぜひいらしてくださいね。


そして、店舗をご提供してくださったGさんありがとうございました。
看板ネコのグ~ちゃんもありがとう。

グ~ちゃんは、お散歩できるんだぞぉー!

グ~ちゃんは、このお店に行ったらいつでも会えます。
どうぞ、皆さんお立ち寄りくださいね。
待ってるニャー!






2012年10月22日月曜日

すっかり秋ですね

最近めっきり寒くなりました。

先週の週末は福島でした。
早朝5時半に出発したときには、7℃しかなく、日の出直後なのでお月様も出てて暗く、またあの厳しい冬が来るのかと想うと悲しくなります。


真ん中の光は三日月ですよ♪





圏内の様子ですが、

田んぼは稲なんて植わってないから雑草が伸び放題です。
一面とてもきれいに黄色で、どこもかしこも背高泡立草(セイタカアワダチソウ)だらけになってました。
確か背高泡立草は外来種で、「ススキの生える場所を奪うから見つけたら根っこごと抜いてください」と、熱く語っている学者さんがいたような記憶があります。

だから、純粋にきれいだぁ~とは思えない。

それに、本来ならばここに普通に人々が生活してて農家の人が稲刈りして干してるころです・・・・、だから、日本中にこんなに広範囲で一面背高泡立草畑があるのも、このエリア独特の光景だと思う。







どこもかしこも、背高泡立草・・・・

完全にススキは場所を取られてます!!



そんな中、牛さんは頑張って生きてました。


車に気がついて、慌てて中学校へ逃げました
中学校に牛、これも変な光景ですね


その先には牛の群れ


どうか、逃げ切って生き延びて欲しいと願います・・・。





最後おまけの写真。こちらは、イノブタ?猪?
人の気配にまったく気づかず、必死で何かを食べてました。
写真を撮りにいくKさんがかなり近くまで行ったところで気がついてダッシュするイノブタさんか猪さん。




イノブタさんか猪さんが知らないけど頑張って生きるんだぁ~~~。



久しぶりのブログ更新。

なかなか更新する時間が取れなくて申し訳ないと思います。

今でも継続して行っているレスキュー、いろいろあるイベント・・・
そして何より毎日のワンニャンのお世話を優先してます。

でも、伝えるのも大切なことっておーた大先生がおっしゃってましたからね、
私ももう少し頑張って更新するぞ~と思いました!!






2012年9月27日木曜日

横浜市での写真展、報告会のお知らせ

横浜市青葉区のあざみ野フォーラムにて、
写真展&報告会を開催します。

みなさまぜひ、いらしてくださいね。

詳しくはこちらをご覧くださいませ~。

おーあみ避難所のブログ


飯館村にて、ずっと繋がれてるワンコの散歩中
ワンコの笑顔に癒されます!


写真は、上村雄高カメラマンが撮ってくださいました。
10月1日から写真展開催ですよ♪










2012年9月26日水曜日

浪江町から来たワンコ

23日の日曜日に、以前から保護したいと思っていた猫を、
ボラ仲間のモッチーさんが捕まえ、病院まで連れてきてくださいました。


そのとき、ある老犬の話を聞いて、縁あって、横浜に来ることになるったんですが・・・。



そのワンコはぎんくん。

9月17日、それはファミちゃんが天国に逝ってしまった日のことです。



2匹のワンコが警戒区域内で保護されたそうです。

そのうちの、老犬ぽいワンコがぎんくん。保護されてホッとした顔してました。

もう一匹は子犬のようで、初めて人をみて、逃げる気満々、人に慣れる訓練が必要そうです。

そしてぎんくんですが、皮膚の状態がとてもひどく治療が必要とのことでした。



偶然にも小高給餌ボラさんのさっちゃんさんが給餌を終えて帰ってくるところでしたから、お願いをして、ぎんくんを乗せ横浜まで搬送してくださいました。

見た瞬間おとなしそうだったけど、せっかく横浜まで来て、逃げられてしまったら大変と玄関の中で、バリケンからもう少し広いケージに移動させました。

初めは出るのが怖いって感じでしたがゆっくり引っ張り出すと、「では、お邪魔します・・・」みたい顔して家に上がろうとしてました。

ひょっとしておうちの中で飼われていた子なのかな?すっごくおとなしくいい子です。



話では聞いていたのですが、皮膚の状態が酷くて、かゆいのを通り越し赤くただれててとても痛そうでした。


そのときは既に夜だったので、翌日病院に行く事に。



皮膚の状態が悪いと、疥癬とかアカラスという、他の犬や人にも移る寄生虫ではないかと心配しましたが、そのような移る病気ではなかったのでちょっと一安心しました。
全体的にはげてます

お尻回りもひどい・・・

手も痛々しい

痩せてるのがわかりますか?

奥の首輪、ブカブカで真っ黒
(ピントはどこにあってるのかな?)




まずは、シャンプーして、それだけでもかなり痒みがとれるでしょうとのことでしたから、急いで併設しているトリミングの方にお願いしシャンプーしていただきました。



ぎんくんね、見た目もボロボロでしたが、ニオイの方も強烈!!



いやいや搬送してくれたさっちゃん、大変でしたね。ブログでこのニオイをお伝えできないのが残念なぐらい。



1年半、人のいない世界で、自力で餌を確保して、なんとかかんとか生き延びてきた証なんでしょうね。



身体もガリガリにやせてました。おそらく、ゴールデンのミックスのようで体重17キロありましたが、本来は20キロは軽く超えてる立派な身体だったんだと思います。首輪もゆるゆるだしボロボロだし、真っ黒だし、い~ニオイだし・・・。





シャンプー開始で、ぎんくんは、少しビクビクしながらも、優しいトリマーのおねーさんたちに、励まされて、がんばってました。




まずは、歯を見せてもらいました。
左の歯は犬歯も含めてほとんどありません




右の歯は、犬歯から折れてますね。
何で折れる?どんな生活してたのかな・・・








はっ、ピンボケ~


ドライヤー中のぎんくん



終わったよ!

肌が赤く腫れてるのが目立ってますが、綺麗になりました。
まだまだ汚れは取れてないようですが・・・





シャンプーの後はおとなしく睡眠をとり、少し歩いたりして尻尾も振ってみたりして・・・。
かわいいの~。



もう大丈夫だよ。

毎日、ご飯もらってお散歩もあるし、ナデナデしてもらったり、話しかけてもらったりするよ。

お薬も飲んで、安心できる場所でゆっくり眠ったらきっと痒みが取れるはず。元気を取り戻しましょうね。



保護してくださった方のブログです。
3.11レスキュー日誌をご覧ください。
いつもいつも、優しいご夫婦で犬猫の保護活動してくださってます。



現在もまだ、警戒区域の中を彷徨っているワンちゃん達がおります。
野犬とか言う人がいますが、このあたりで元々野犬なんかいたのでしょうか?

このぎんくんだって人の温もりを知っている子です。

人間のところに行きたいなと思いながらも、1年半もの間、まったく人気のない変わり果てた町の中を恐怖で逃げ回っていたのではないでしょうか。


や~~~~と保護してもらって、良かったね。


また、ぎんくんの状況お知らせしますね。








2012年9月20日木曜日

さよならファミちゃん

原発20キロ圏内、小高区で保護したファミマのファミちゃん

9/17夜、私の手の中で亡くなりました。

ファミちゃんは、国道6号沿いにあるファミリーマートにいつもいたそうです。
まさひろさん まさひろblog が、いつも餌をあげてくれてて、誰か保護してくれないかとつぶやかれてて・・・。

気になってはいたんですけど、国道6号で停止すると警察にも停められる可能性が高いし、小高はもうそろそろ解除になるから、もっと奥の大熊とか双葉の猫を優先するべきではないかとか言ってるボランティアさんも多くて、だれも保護する様子ありませんでした。

私も、まさひろさんが保護してくれたら保護はこちらでします・・・・なんてお願いしたりしてたんですが。

なぜか、その日はファミちゃんを保護したいと強く思ってました。

その日は、確か3月10日・・・辺りは雪が降ってて、足跡だけでもコンビニに誰かが立ち寄ったとばれてしまうような状況でした。



同行していた中島君、「ほんとにやるんですか?」と浮かない返事。

「うん、お願いだから、1回だけチャンス頂戴。私一人で行って、すぐに戻ってくるから、車で待機してて」と頼んで、無理を言って止まってもらいました。

これで駄目だったら諦めようと心に決めて、コンビニ横にある物置に捕獲器を仕掛けました。




翌日早朝、また、ダッシュで物置を覗く

すると何かが入ってる。


しっかりと確認する時間なんてないから、とにかく猫であれば保護と車に入れてその場を移動しました。


なんとなくファミちゃんぽいよーな。

ファミちゃんでありますようにと祈りながら、安全な場所で覗いてみたら、おそらくそんな感じ。
まさひろさんに写メして確認を取りました。




そうです。と。

すご~~~い。

ファミちゃんすごい、来てくれたんだねと喜んだのでした。

そして、駆虫したり、いろいろと病院できれいにしてもらったりしておーあみ避難所のメンバーになったのですが、警戒心が強いというか、シャーシャー言ってて、スリゴロ猫さんにはなかなかなれませんでした。

それでも、ボランティアのみんなからかわいがられて、ファミちゃんファミちゃんと呼ばれて、ちょっとづつ心を開いてきた矢先に、食欲低下で入院となってしまいました。

ファミちゃん、お刺身とかなら好きかなとマグロのお刺身あげたら、すっごい勢いで食べてくれて、嬉しくって、また買って来るねなんて言って・・・。

それなのに、どんどん食欲が落ちてってしまって・・・・。

病院では落ち着かないと思うから私がお世話しようと自宅にお部屋準備して、キャリーから出すときは息してました、なのに、抱っこしてベットに寝かせたときには、息してませんでした。


「えっ、ファミちゃん、ファミちゃん」と呼び続け、呼吸してないか時々耳を胸にあてて聞いてみて
でもなんにも聞こえなくって・・・大きな声で泣きました。

いつも人前では極力泣かないようにしてるんですよ、一応リーダーだからね・・・。

でも、今回はファミちゃんと私だけだったから、泣いたよ。

寂しかった、悔しかった、もっともっと、もっと、ファミちゃんを幸せにしてあげたかった。

ごめんね、なーんにもしてあげれなかったよ。

でも、ファミちゃんがおーあみ避難所の家族になってくれたことは嬉しく思う。


ありがとう。




火葬の前にみんなで抱っこしてみた。最初で最後の抱っこ・・・。



みんながきれいにお花を飾ってくれました。






2012年8月20日月曜日

報告会&チャリティーライブのお知らせ

昨日は、昨年の11月の終わりに大熊町で保護したフォルテちゃんが、飼い主さんの元へ帰る
嬉しい嬉しい日でした。

フォルテとの出会いは、突然2階から降ってきたて感じ。慌てて捕獲器仕掛けたら入いってくれました。よく見ると首輪がたすきがけになって怪我してたのが痛々しく、震災から10ヶ月頑張って生き抜いてくれましたね。

飼い主さんがすぐにわかり、会いに来てくださった時もそうだったけど、今回もちゃんと飼い主さんのことを覚えてて、玄関までお出迎えに行ったようです。

普段、私やボランティアさんにはそんなことしないのに、飼い主さんがいらしたこと、わかったんでしょうね。

帰るときなんて、キャリーケース開けたらすんなり入り、帰れるのが楽しみだったんだな~と思うと嬉しいです。でも玄関の外に出たら急に怖くなっちゃったのか、ニャーニャー鳴き出して・・・・鳴き声を聞いて、ボランティアさんとウルウルしてしまいました。

お別れは、どんな時でも寂しいものです。

しか~し、帰ったらすぐに先住ニャンコさんと打ち解けてますとお電話頂き、ほっとしたのでありました!!
フォルテが幸せだと思うと、私も幸せになりますにゃ♪

詳しくはおーあみ避難所のブログによっしぃさんが書いてくださいましたのでご覧くださいね。




「お母さん、ずっと待ってたのよ~」と話すフォルテ




お別れの記念撮影
(すみません、私もまぜてもらちゃったぁ・・・)






そして、報告会&チャリティーコンサートのお知らせです。

☆8月26日日曜日、仙台にて報告会させていただきます。

警戒区域内にご自宅があったみほこさん、なんとみほこさんは犬猫救出プロジェクトのレスキュー猫 第1号 である「はなちゃん」の飼い主さんです。

そんな、被災者であるみほこさんが、「警戒区域の残された動物達を忘れて欲しくない、だから報告会を東北でやりたい」と開催に向けて頑張ってくださいました。

秋風センチメンタルさんのライブもある斬新な報告会、満席になってしまったような・・・・。

ライブも楽しみですね。

詳細は、こちらをご覧ください。
”いのち”のある場所~原発20キロ圏内からのメッセージ


そして、今回で2回目の「福島の犬&猫を助ける為のチヤリティライブ&セッション」にも参加させて頂きます。
こちらは、大人っぽ~く ”JAZZ” ですよ~。

普段、犬猫のお世話やレスキュー三昧な生活を送ってますが、ライブのような異次元に参加させて頂き、とってもとっても癒されました。今回も楽しい時間とパワーを頂きたいと思ってます。
Hiroco さんとご主人でもある、ダリオ ポニッスィ さんがボーカルです。
ダリオさん、NHKのイタリア語講座でもお馴染みの陽気で多才なダリオさんです。

楽しみ楽しみ♪
あっ、途中で少し私のトークタイムありますから、聞いてくださいませ。
詳細はこちらをご覧くださいね。
Hiroco's blog

2012年8月14日火曜日

さよならチリちゃん

今日(8月13日)は、悲しいことがありました。

ここのところ調子が悪くて入院中の、チリおばあちゃんが亡くなりました。

先週の水曜日の朝、病院から電話があり、意識もなく危険な状態ですと。

連絡もらってすぐに駆けつけたところ、身体がピクピク動いて、瞳孔は大きくなったり小さくなったりしており、足は空を駆けるようにパカパカと動かしてました。

それを見て、とても危険な状態にあるなと感じました。

しかし、翌日お見舞いに行くと、なんと意識が戻って呼びかけにも答えてくれて、立ち上がろうとしてくれました。

奇跡がおきたと大喜びしたんですが・・・・。

その後また痙攣を起こして、また徐々に元気なくなってきて・・・

元気になって欲しいと毎日お見舞い行ってきたけど、今日、お見舞いに行ったその時に呼吸してなくって、いろいろと処置してもらったけど駄目でした。



チリちゃん、保護したのが12月の初めでした。
http://gogowannyan.blogspot.jp/2011/12/n-83.html


圏内での給餌を終わり、帰り道での出来事でした。

原発から3キロ圏内の大熊町の道路の真ん中、なにかの塊が見えました。

「えっ、あれ何だ?猫?」って声を上げ、止まってみたらやっぱり猫でした。

横になってて、近づいても逃げないし、目が見えてない様子
煮干をあげたら、食べたいけど歯が悪くて食べれないみたい

高齢の猫だとすぐにわかりました。



震災から約9ヶ月たっての保護。

12月はすでに寒くって、このような目も歯も悪い高齢の猫がどうやって生き延びてきたのか不思議でした。

狩なんて出来っこないこないし、餌場が近くあったのかどうかもわかりません。

耳は凍傷なのかなんなのか、皮膚が真っ黒でした。



*保護当時のチリ、名前の由来なんと、お耳がチリチリだったから・・・・です。ごめんなさい。



毛も皮膚病でもあるのか、パサパサで、よく生きててくれたね、と思ったのを覚えてます。


チリちゃんは他の猫ちゃんが嫌い。
足腰も弱いから、犬用大ケージの個室をもらって楽しく暮らしてました。

ケージがあくとお世話をしてくださる方の膝にちょこんと乗って、撫でてもらったりブラッシングしてもらって、もういいかなって、自分のタイミングで軽く噛み付き、膝から降りて寝床に帰る。そんなマイペースな子でした。

シェルターボラさんからもとっても可愛がってもらって、幸せいっぱいだったと思う。


そんなチリちゃんが、今日逝ってしまいました。


チリ、急に腎臓が悪くなってて、退院出来ても、毎日の点滴が必要だと言われてました。
点滴は皮下点滴で、飼い主さんが自宅で出来れば通院の必要がありませんが、シェルターではみんなが皮下点滴出来るわけでもないし管理が難しいから、おーあみ自宅に連れてこないと駄目かなと考えておりました。

我が家には、病気の子が多いので世話が大変で、チリも来るとなるとさらに大変だな~と内心思っていたんです。そんな私の気持ちが、チリにばれてしまったのかな・・・・・。

急いで亡くなってしまったように感じてしまいました。

ごめんね、チリ・・・。ごめん。

生き物は、いつか必ず死ぬときが来る。
だから、毎日一生懸命かわいがって、亡くなった時に後悔しないように送り出そうと思っていたはずなのにな。

また明日から、やり直します。




元気なころのチリちゃんの写真をゆっきぃさんが送ってくれました。
チリらしい表情、よく撮れてるにゃ。