2011年9月29日木曜日

飼い主さんがみつかった!

夕べ一本の電話が入りました。

「被災動物リストをみて電話したました。4月1日に保護してもらっている
犬が家の犬にとても似てます」と。

特徴は、メスで避妊手術をしており左目の下に傷があるとのこと。

早速、今預かっていただいている宮城のボランティアさんに確認してみました。

預かっている方に、飼い主さんが見つかったかもしれないと話したら、
「この子は目の下に傷があるけど?」って、私が聞く前から教えてくださいました。

「左目ですか?」て確認したら、「そうです」とのこと。


それでは、間違えないってことになりました。


保護したばかりのケーシーちゃん、確かに左目に傷ありますね。



保健所でスクリーニングをしにきました。もちろん、問題なし。


こういう話って嬉しいですね。

飼い主さんに巡り会えるワンちゃん、猫ちゃんがいるからボランティアで活動を
しているみんなが頑張れるんだと思います。

我々が保護し、今まで半年近く預かってくださった方がいて、飼い主さんを探すために一所懸命
リストを作ってくださった方がいて、そんなボランティアさん達を応援してくださるみんなが
協力してできる事です。

飼い主さんにいろいろとお話お聞きしましたら、このワンちゃんは推定4歳のころに
保健所より引き取り、直ぐに避妊手術を施して可愛がっていたそうです。
今は7歳ぐらいですと。名前はケーシーちゃん。

今すぐには飼えないけど、飼えるようになったら迎えにいきたいのでその時まで預かっていただけ
ないでしょうかと話されてました。

よかったね。可愛がってもらってたんだね。

ちなみにこの子と一緒に保護したオスの子犬、親子だと勝手に思い込んでましたが、
まったく知りませんとのこと。
預かりさんのお話では、最近良く似てきたよと話されてたんだけどなぁ~。
ん~、残念。


この子犬さんは、山路さんと記念写真撮ってました。
大きくなったのかな?


そして、もう一匹飼い主さんがわかりました。

コロちゃんと呼んで、福島でボランティアさんに預かっていただいていたワンちゃん。





預かりさんが、避難所にポスターを貼ってくださって、そのポスターを見て飼い主さんが
わかったそうです。

こちらも今すぐには飼えないようですが、近々面会にいらっしゃるそうです。
良かったですね。



現在も圏内に取り残されている動物がいます。

野生化しているなどという話をよく耳にしますけど、
でも、もともとは、みんなみんな飼い主さんがいた犬や猫のはず。

1匹でも多く、飼い主さんの元へ返れる日が来るといいな~。
いつも、人間の犠牲になってしまう動物達。守ってあげたい。

2011年9月28日水曜日

里親会のご報告

24日の土曜日は、犬猫救出プロジェクトとして初めて里親会に参加しました。

”ONE LOVE ウォーク”さんが主催で、里親会だけではなく、
いろいろな犬用グッズの出展や、トークショーなどもあり、お天気も良かったので
たくさんの方が来場されて、大盛況でした。

ボランティアさんにもお手伝い頂き、とても楽しく出来ました。


会場では、里親さんが決定したワンちゃん、ネコちゃんはおりませんでしたが、
私たちの活動を知っていただけるいい機会になったと思います。



細野環境大臣もご挨拶されて、私たちのブースにもお寄り下さいました♪




里親さん募集のビーグル、老犬で暑さが苦手ですが、頑張りました!





お手伝いしてくださった、YさんとNさん。そして、里親さん募集のニコちゃんと♪
(ニコちゃんは、フレエンズ オブ アニマルズさんで保護していただいています)
写真は、太田さんが撮ってくださいましたぁ~。





途中から駆けつけてくださった太田さんと、いつも運搬をしてくれる中島君とみんなで記念撮影




はじめての里親会参加であわててて、参加したワンコ、ニャンコの写真を撮るのを忘れてました。
反省・・・。
近いうち、里親さん募集中のコーナー作りたいと思いますが、里親希望の方は、
下記アドレスまでご連絡ください。
現在、7月14日生まれの仔犬や、子猫もおりますので、ぜひお問い合わせください。
お待ちしております。

連絡先
hukushima.dog.cat.rescue@gmail.com

2011年9月23日金曜日

9/24、里親会に参加します



明日なんですが、里親会に参加させていただくことになりました。
犬猫救出プロジェクトとして、初めての里親会参加です。
不慣れでご迷惑おかけするかもしれませんが、どうぞ、ワンニャンたちに会いに
いらして頂けたらと思います。
(ワン LOVEさんなのに、ニャンも参加していいとのこと、ありがたいです!!)

詳細は添付をご覧下さい。
http://onebrand.jp/OLW2011/OLW2011.html

2011年9月15日木曜日

新たな出産!

8月末に、なんとなく妊婦っぽいと保護した猫さん。

そーっとお腹を周りを触ってみました。


              保護したばかり

なんとなく赤ちゃん、いそ~。

今回は2泊3日の予定で福島に来てて、初日の保護でした。
なので地元のボランティアさんのところで、預かっていただき、最終日に
連れ帰りました。

いつもそうなんですけど、移動中には危険が多いので産まれません様にと
祈りながら帰ります。

そして帰ってきた日の朝、産まれてました。


           



ねずみちゃんみたいな小さいミケちゃんが、1匹・・・。





                  

通常なら続々と次の子達も産まれるのではないかなと思ってたんですが、なかなか
産まれない。病院にも行ったんですが、結局1匹だけでした。

珍しいことがあります。

このママさんのお腹には、子猫ではなくって、なにやら、大網(だいもう)という場所に
、ピンポン玉ぐらいの大きさのわけのわからない塊があったそうです。

私、大網(おおあみ)でしょ、大網(だいもう)なんて、なんだかご縁がありそうなところに
塊があったらしい・・・関係ない話だけどね。


それで、一応、病理検査に出しました。

結果は、おそらく悪性の腫瘍との事。

転移はおそらくしていないでしょうとのことです。

よかったな~ママさん。無事に出産も出来たし、腫瘍も摘出出来たし。

後は、たくさんご飯を食べて、しっかり子育てしてもらいましょうね。

赤ちゃん、スクスク育ってます。


生まれたて時は、90gだけど、もう既に230gですよ~。


           かわいい~

お母さんは、マドーレちゃん、子猫さんは、カリーナちゃんと呼ぶことにしま~す。
(イタリア語で、マドーレはお母さん、カリーナはかわいい、愛くるしい という意味だって!)

母子ともに里親さん募集でございます。
どうぞ、よろしくです。

2011年9月14日水曜日

・・・・

喜びの再会をブログに掲載した後に届いた辛い現実。

7月中旬に保護出来なかった、ダックスがいました。

海沿いの防波堤をひたすら走るダックス

追いかけたって追いつくはずもない。

それでも、私はとにかく全速力で追いかけた。

途中見失う

仲間が、あっちに逃げたとか指示してくれてまた、ひたすら
走る・・・

そして、津波により決壊した場所に来たとき、ダックスは
逃げ場を失った。

チャンスだと思ったけど、ダックスはものすごい勢いでUターンして
私との距離1mぐらいのところを逃げていってしまった。

そんな出来事の後、飼い主さんがわかり、名前はくるみちゃんと知りました。
毎朝、飼い主さんと防波堤を散歩してたそうです。

私たちは行く度に猫用の捕獲器を仕掛けてみるが捕まらない。

そして、今日、仲間より知らせが。

くるみちゃんみたいな犬を保護したが、相当具合が悪いので病院に行きますと。
そして、次に連絡が来たときは、残念ですが息を引き取ったと・・・。


そして、今さっき、くるみちゃんご家族の下へ帰りました。号泣でしたとのこと。

ごめんね、くるみちゃん。助けてあげれなかったね。

半年もの間、恐怖から逃げ惑い、空腹に絶えてひたすら走り続けてたんだと思う。
やっと、やっとご家族の下へ生きて帰れるはずだったのに、遅すぎました。
ごめんね、本当にごめんね。

ガーニ君、本名ターチ君、無事帰りました。

お父さんお母さん、娘さん、息子さんのご家族皆全員でお迎えに来てくださいました。

お父さんはお仕事があったようですが、一緒に行くとおっしゃって、朝早くから
福島を出発されて10時半ごろには到着。

皆さん、早く会いたかったんでしょうね。

ターチ君、町田市で活動されている愛護団体の、Friends of Animalsさんに
預かって頂いておりました。

保護当時は、酷い皮膚病にかかっており、疥癬かもしれないと言われ、保護先が
見つからなくって困っていたところを快く預かってくださいました。

その後、シャンプーやお薬により治療もして頂き、かなりきれいになりました。

Feiends of Animalsさんには、他にも2匹のワンちゃんを預かって頂いてますが、
とても楽しく生活しているようです。(この2匹も里親さん・預かりさん募集中です)
こちらが、HPですので、是非ご覧下さい。http://www.foajp.com/

さて、肝心のご対面です。

どんな反応をするのかな?と思ってました。

ワンちゃんによっては、そっけない顔をする子もたまにいるんですが、ターチ君は
ご家族を見た途端に、長い尻尾をブンブンと振り、両手あげ飼い主さんの腰の辺りに
置いて喜びを最大限に表現しておりました。

       飼い主さんに撫でてもらって笑顔のターチ君♪

飼い主さんも、皆さん嬉しそう。

「ターチってこんなに尻尾長かったけ?痩せたからそう見えるのかな~?」とか
「いつもお父さん車に乗って出かける時、おしっこは我慢してたけど、オナラは
とぼけてしてたよな~」
とか、思い出話を笑顔でされてて、可愛がってもらっている様子が伝わってきました。

嬉しいですね、このような再会って。


        新しい首輪に付け替えてもらい尻尾をブンブンしてるターチ君


ご家族、ターチ君、お世話してくださったFOAの皆さん、私たち、みんなみんな笑顔でした。

最後に記念写真を撮って、ターチ君も当然って顔をして車に乗り込み、帰っていきました。


              ご家族揃って、笑顔の記念撮影~




めでたしめでたし。

どのワンちゃん、ネコちゃんもみんなみんなご家族と暮らせる日が来ると良いな~。

2011年9月13日火曜日

通称ガーニ君



おとといの夜メールに問い合わせがありました。

「うちの犬に似ているのですが」と。

さっそくそのほかの写真も送ったところ、間違えないようです。

私たちが、ガーニ君と呼んでいたこのワンちゃん、
保護したときは、酷い皮膚病でした。
特徴としては、くの字に曲がった足と長~い尻尾。


本当の名前はターチ君だそうです。

今日、早速5時出発で福島を出てお迎えに来てくださいます♪♪

これから、感動の再会。

楽しみ、楽しみ。