2011年5月14日土曜日

崖っぷちの犬たち・・・3

獣医さんからお電話ありました。

「かなり怪我のほうは悪いけど、症状は安定してきたから大丈夫だよって。でも、入院は1ヶ月以上は必要でしょう。」と

「あの子、たねもみ(種籾でいいのかな?)食べてたよ。消化出来なくて、毎日便にたくさん出てたけど、他に食べるものなかったのかな?」って。

私たちが彼を見つけたときに、ドッグフードの空の袋を見つけました。てっきりあの子が食べてたんだろうと思ってたんですが、集団リンチにあったときに、餌の奪い合いでもあったのかなって思います・・・。

彼は、長い間食べ物もないからと、飼料のたねもみを食べて飢えをしのいでいたんですね。
可愛そうに・・・。

それから、年齢が6~7歳とのことらしいのですが、とにかく寝てばかりだそうで、散歩に連れ出しても、凄い勢いで走り出して、出すものだけ出したら、またまた急いで犬舎に帰るそうです。

「普通、病院が嫌で散歩から戻りたがらない犬が多いのにね、よっぽど外が怖かったんでしょうね。」と先生がおっしゃってました。

本当に怖かったんでしょうね。
でも、保護したワンちゃん、やっぱりみんな心に傷を負ってるように思います。
余震がきたら異常に怖がる子、人間の傍を片時も離れられたがらない子が多いです。
きっと、もう二度と置いてかれたくないと思っているのかなと、思います。

飼い主さんともまたお話いたしました。

会いに行きたいけど、いわきの方に避難されてて、なかなか福島市まで行けないと、がっかりされてました。
福島県は、日本で北海道、岩手の次に大きな面積の県ってご存知でしたか?同じ県でも広いから、簡単にはこれないんですね。仕方ないです。

今週末にまた福島に行く予定です。その時、病院に行って様子を見てきますので、またご報告いたいます。

福島に行く用事のもう一つのは、嬉しいお知らせです。
保護犬番号52番のワンちゃんの飼い主様が無事に現れて、お家に帰れることになりました。
とても、甘ったれな子でしたから、私もお別れが辛いぐらいですが、また、会いに行けるといいな~です。


どのワンちゃん猫ちゃんも、可愛くて、一匹、一匹保護したときのエピソードがあります。
そして、ほんの少しでもかかわった子との別れは、ちょっぴり寂しいな、なんて思うのです。
でも、ワンちゃん猫ちゃんたちが幸せになるんですから、喜ばなければならないですね。

4 件のコメント:

  1. 家畜を守ってくれたワンちゃん、 種籾を食べていたなんて、 でもそれで命をつなげて、おおあみさんに助けてもらい、獣医さんのもとで元気になりつつあることを とてもうれしく思います。 飼い主さん いつか元気なワンちゃんと会える日、きっと楽しみに、頑張れるのではないかと思います。一緒に暮らせる日が来る事 祈っています。他の、鶏さん、牛さんもできることなら.. と思います。

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  2. 命が助かった様で本当に良かったです。
    怖かったでしょうね。
    良く生きててくれました。

    何かあの子に必要なものがあれば教えてください。
    送らせていただきます。

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  3. このこはとってもインパクトありました。
    かわいいですね~
    飼い主さんが見つかり本当によかった。
    みんな飼い主さんにあえますように。

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  4. 本当によく頑張ってくれましたね。
    その生きようとする力に頭が下がります。
    早く心も身体も元気になって
    飼い主さんの元に帰れることを願っています。
    ほかの子たちもみんな・・・
    早く安心して暮らせるようになることを祈っています。

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