2011年5月17日火曜日

保護犬と巡る福島

福島に行ってきました。
今まではその時そのときに出会う保護犬とのお話を書きたくなるのですが、今回は、福島の各地で色々な予定満載で出かけましたので順に書いてみたいと思います。

出発は15日、日曜日の深夜3時!!


まず、横浜で預かって頂いていた保護犬”ブチまるくん”が、預かりボランティアさんの変更で、福島に戻ることになりました。


“ブチまるくん”は、フィラリア強陽性で、一度咳き込むとゲホゲホと大変そうですが、性格はも~~~~すっごくいい子です。
広場で子供たちにハグされても、何されても平気で、ニコニコ顔です。




そんな”ブチまるくん”の新しい預かりさんを紹介して下さった福島のSさんとは、朝の7時に郡山で待ち合わせです。出発が遅れていたので遅刻しないかヒヤヒヤしましたが、無事にお会いでき、まずは一匹降ろして、次は会津に向かいました。



旅行だったら楽しいだろうに、と思いながら福島の自然の中、車を走らせました。
会津には避難所があり、そこで保護犬の飼い主さんを探すためと、計画的避難区域から避難している方たちがいらっしゃるので動物たちの情報収集が目的です。時間をかけて会津まで行った甲斐があり、1匹の飼い主さんが判明しました。良かったです。

それから、今度は東に、南相馬市に向かいました。
先日ブログでもお知らせしました52番のワンコ、私たちの間では、ボンコちゃんという仮の名前をつけていました。ボンコちゃんには驚きの秘話があったのです。



なんと、とっても屈託のない笑顔のボンコちゃんですが、ボンコちゃんは一度は津波にのまれ生還するという危機を乗り越えていたのです。さらに、ボンコちゃんは実はとっても水嫌いだそうですが、津波の後、瓦礫に埋まってしまっていたご主人さんの上で、必死にワンワンと吠え続けてくれたそうです。
ご主人は遠のく意識の中で、犬の吠え声が聞こえてきたそうです。ご主人はなんとか出て行かないと、と思うことが出来て瓦礫を押しのけて表に出ることが出来たとの事でした。
そんな命の恩人(恩犬かな)とも言えるボンコちゃんともはぐれてしまい、落胆していたとの事でしたが、こちらで保護されている事がわかり、感動の再会を果たすことに。



ボンコちゃんと待っていると、ご家族の車が到着しました。すると、今まで見たこともない位にボンコちゃんが激しく喜んで、リードを持っているのが大変なぐらいでした。今までボンコちゃんはとてもお転婆でやんちゃなところもありましたが、この喜びようは見たことがありませんでした。再会できて本当に良かったなぁと思った瞬間です。



ちょっと寂しかったけど、ボンコちゃんとはここでお別れをしました。 また、会えると嬉しいな~。あっ、ボンコちゃんは、チョコちゃんという可愛い名前がありましたよ。


その後、南相馬市役所にポスターを貼りに向かいました。有名な桜井市長とも偶然にお会いする事も出来ました。とても気さくなやさしい桜井市長、しかっりと記念撮影までして頂きパワーをもらって来ました。




次は、飯館村を通り抜けて葛尾村に向かいました。葛尾村では救助依頼のあった猫を捕まえるために夜ですが現地を視察、当然すぐには捕まらないのであきらめて明日にすることに。明日は活動が福島市内なので移動してこの日は終了です。



このつづきは、また。


2 件のコメント:

  1. ボンコちゃんそんなたいへんな事があったのですね。
    でも、綺麗にしてもらって、元気になって、飼い主さんとも無事に会えて本当によかったです。

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  2. ブチまる元気にしてるんですねぇ
    横浜センター北駅前で他のわんちゃん猫ちゃんたちと一緒に
    いるのを娘と ブチまるが一番心配だねっと
    しばらくブチまるとおしゃべりしていました。
    ブチまるの元気そうなお写真、よかったぁ

    心配そうに募金していた娘に
    早速報告致します。ブチまるほんとに 優しい穏やかなお顔!

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