2011年7月27日水曜日

ダブルキャリア


先日動物病院より我が家に移動してきた猫がいます。

この子の名前は、「ナラオ」くん。

ナラオくん、実はあのゴン太の家に居たニャン子です。

私が「犬が居る」と叫び保護しようとしてる最中に、
同行していた「猫大好きカメラマン」の太田さんが、嬉しそ~に
「猫ちゃん保護出来たぁ~」
とか言って、保護した猫様です。

チャトラの柄がとってもきれいな猫。

ゴン太のご家族に確認したところ、猫は飼っていないとの事。

外を自由に出歩く猫も多い福島では、餌はあげていても飼っているという認識のないケースも結構あり、飼い主さんがいない場合も考えなくてはなりません。そんな訳で、地道に飼い主さんを探しつつも、預かりさんを探しております。


しかし、この子はある問題を抱えています。


それは、猫エイズと猫白血病に感染しているという事。

どちらか一つに感染してても、なぜか貰い手がつかないという現実があります。
先住の猫が居る場合はわかるけど、1匹で飼う場合なら大きな問題はないと思う。

なんでそんなにキャリアの猫が避けられなくてはならないのか・・・
きっと、病気のことをよく知らないからに違いない。

我が家にもエイズに感染している子、白血病の子が居ます。

残念ながら白血病は、唾液でも感染してしまいますから完全に部屋を隔離して
ますが、エイズは激しい喧嘩や交尾などが感染のリスクとなるだけです。

そうしたことを何回も何回も説明しても、そして猫自身なんら病苦が無くてもなかなかこれらの病気のキャリア猫は新たな飼い主さんが付かないのが現状です。

これらの病気、ご存知の方もいらっしゃいますが、まだまだご存じない方も多いと思います。
病気が発症しないケースも結構あります。

闇雲に怖い病気だと決め付けず、もう少し理解をもってほしいな~と思う。


兎に角、ナラオは自分がダブルキャリアであることなんてお構いなしに、とても人懐っこくって、器量よしで天真爛漫に生きてます。猫としてなんら問題ない子であります。

3 件のコメント:

  1. 何時も命の救出を有難うございます。
    ゴン太、のこされた動物たち共に
    購入させて戴きました。
    書籍には書けない載せられない、もどかしさも
    おありかと… 感じております。
    これからも福島の裏の真実が第二冊、三冊となって
    形になります事を祈ります。

    猫のエイズのお話ですが、交尾では移らないそうです。
    (猫のエイズ研究の第一人者の石田卓夫先生の著書に書いてあります)

    我が家にもエイズキャリアの12歳になる猫がいますが、
    他の5匹と一緒で同じ生活です。

    以前には、ダブルキャリアの子も白血病の子もいましたが、
    みんな同じ可愛い子達です。

    ナラオくんの赤い糸の絆が早く見つかります様に…

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  2. 我が家にもエイズの子がいます。
    猫を飼っていない方に言うと「人にうつらないの?」ってよく言われます・・・

    うちの子は茶トラです。
    茶トラって性格いいんですよね~
    うちの「ねこ吉」も、とっても性格がよくて人なつこくて、猫なつこい、すごくすごくいい子です。
    他の子とすごく仲が良すぎるので、かわいそうですが、お部屋は別にしています。
    かわいそうなので壁に穴をあけて窓を付けて、みんなの顔が見られるようにしています。
    お友達がいなくてかわいそうなので、先日保護した、わんこを同じ部屋にしてみたのですが、一生懸命お世話してくれています。

    ナラオくんも良い里親さんがみつかりますように・・・

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  3. 活動お疲れ様です。
    ブログに本の情報を掲載しました。
    エイズは発症しなければ普通に18年とか生きるらしいですね。
    家にもゴロゴロネコがいます。
    検査してる子してない子、いろいろです。
    強運のならお君は、よい人に貰われていくと思います。

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