この日は、前日に捕獲器を仕掛けてきたところが何件かありました。
それらの回収と、やはり依頼のあった場所などに向かいました。
繋がれっぱなしだった柴ミックスのワンちゃんと、甲斐犬ミックスの2頭を
保護し、それ以外にもネコさんが何匹だったかな~?たくさん。
車の中はいっぱいいっぱいでした。
もう、夕方の5時過ぎだったと思います。
1匹の大きなワンちゃんを発見。
ちょうど煮干を手にしていた私に、近寄ってきました。
思ったより痩せてはいません。
人懐っこいから保護しようと思えば出来そうです。
しかし・・・スペースがない。
これから回収する捕獲器さえも入るかどうかわからないほど、
車の中には空間がない状態だったので、犬を抱きかかえて
乗るしかないのか?
でも、大型犬ですから、暴れられたら危険です。
なんとかしたい・・・。
けど・・・スペースがない。
そして、もう暗くなりかけてきてて、道路も悪いところでしたので、
明るいうちにこの場所を移動したい。
運転してる中島君も、太田さんも、この犬は置いていくしかないと。
次回もしくは、一旦犬猫を降ろしてから迎えにこようと言ってます。
心の中で、いえいえ、絶対に思いっきり顔に「嫌だ!!」と書いて
あったと思うけど、ここは、みんなの言う通りに、餌をやり、水をあげて、
車乗り込み、走りました。
すると、そのワンちゃん、ずーっと追いかけてきます。
サイドミラーに、走って追いかけてくる姿がずっとずっと映るんです。
なんて切ないことでしょう。
何とか方法はないのかと悔しさで涙がこぼれます。
どのぐらい走ったでしょうか、カーブの後にワンちゃんの姿が見えなく
なりました。
しばらく、車中は無言が続きました。
そんな時、電話がなりました。
今回は車2台で行動してて、別のルートを回っているもう1台からの電話。
スペースあるから、これから向かうと言ってくれてます。
良かった!」と車をUターンさせて、大至急戻ってもらいました。
しかし、居ないんです。
さっきまで居た子が居ないんです。
いくら呼んでも叫んでも、煮干を振り回しても・・・
置いてかれたショックで居なくなってしまったのでしょうか。
姿が見えない以上諦めるしかしかありませんでした。
「来週また来るから待っててね、絶対に迎えに来るから」と心の中で叫びました。
この話、ハッピーエンドなんです。
注:
後日!再び現地に向かった太田さんより嘘のようなツィートありました。
「おーあみさん。保護したよ」って。
やったぁ~。神様、太田様ありがとう♪
注:
太田さんも、中島さんも、とても優しい方達です。
置いていくと判断して、追いかけてくる犬の姿を見た彼らは、もしかすると
私以上に傷ついたのではないでしょうか。
非日常の中で、冷静な判断は必要ですから、感情だけで行動するわけに
はいかない時も多々ありますね。
うわ〜ん!!・゚゚・(≧д≦)・゚゚・
返信削除切なくて泣きよった。置いて行くしかないという決断、辛かったでしょうに。
でも良かった。優しい方達ばかりで。人間不信になって呼んでも来なくなってしまわなくて。
おーあみさん、優しい方達、本当にありがとうございます。
よかったぁ~
返信削除涙うるうるです。
みなさん、これから暑くなります。
お体気をつけて下さいませね。
何度読んでも号泣です。
返信削除置いて行くと決断されたのも辛かったですよね。
保護されて良かった。
本当に良かったです。
有難うございます。
どうかどうかお体に気をつけて。