今日は 「おおあみ」ではなくて中島が書きます
今晩は! 福島原発20キロ圏内犬猫救出プロジェクトの中島です
只今福島市でこのブログの更新作業をしています
今日は、郡山にあるビッグパレットにワンちゃんの飼い主さんを捜しにきました
ここビッグパレット福島には川内村の災害対策本部と富岡町の災害対策本部があり二つの村と町の住人が千人近く避難しているところです
まだこの避難所には数多くの方が避難していて生活していてその光景を見ると
ショックでした
東京にいると全くの他人事のようですが、ここではダンボールや布切れ一枚で区切られた小さな部屋で生活している方がまだ大勢いるのです
東京とここ避難所生活をしている人の矛盾が
今の日本の政治を象徴しているかのように思えてきました
今日は富岡町で保護した犬ポインターの飼い主さんを
何とかここで見つけたいと来てみたのですが
なかなか見つかりません。
ようやく小一時間で何とか探せて飼い主さんと会う事が出来ました
飼い主さんは、70代~80代前後のおじいさんで足が悪いらしく
杖を突いていらっしゃって
私が持っているポインターの写真をお見せして話を聞いていたところ
このワンちゃんは自分の犬に間違いないと少し聞き取りにくい言葉で淡々と語りだしました
おじいさんはまだ避難生活をしていると・・・
私の持っていったポインターの写真を撫でながら 涙を流し始めたのです
まるで自分の子供をあやすような仕草で
本当は家に帰って元の暮らしに戻りたい
でもいつ帰れるかわからないし
飼う事は無理だとおっしゃっていました
これが被災されている方々の現実です
東京に居ると 文字と言葉と映像だけで 被災地域のことが流れてきますが
いつの間にかそれに慣れていて、自分でも気がつかないうちに
この被災という現実を右から左に流すという
単純作業になってっているみたいだと
ここ避難所にきて気づきました
まだまだここには現実が横たわっていて
この事に慣れかけている
そんな日本人が大勢いるのでは無いのでしょうか
慣れては駄目なんです
忘れても駄目なんです
被災地にはまだ現実があるのですから
あなたが意図的に意識を向けないといけません
飼主さんの気持ちを考えると、ものすごくやるせないです。被災者の方々の土地への愛情、職業への誇りを尊重した支援体制が行政と民間で強力に推進されることを願っています。気持ちはいつも被災地の方々と共にあります。
返信削除あの人なつこくてかわいいポインターの飼い主さん見つかったのですね。
返信削除きっと大事に育てられてきたのですね。
私も両親と同居ですので、避難所で過ごしているお年寄りの話を聞くととても辛いです。
今アニマルエイドさんの呼びかけに応じ、官邸にメール送りましたが、この記事そのものを送信したいです。
返信削除地道に飼い主さんを探される活動をされているのですね。ありがとうございます。
返信削除そして、あの子の飼い主さん見つかったのですね。飼い主さんの心情を思うと本当に胸が痛みます。
でも消息がわかったことで、わずかでも気持ちが楽になってくださればよいけれど。
中島さん、きっと一緒に泣いたのだろうな・・・って思ったら、私も泣けてきました。
活動に感謝します。飼い主さんが見つかったことは、ひとまず良かったと思いますが、現実は厳しいですね。
返信削除文章の中に「東京」という言葉が3回も出てきますが、それは沖縄でも大阪でも同じことでは?現に全国から多くのボランティアが現地や避難所に駆けつけて活動しています。瓦礫の撤去や動物の保護などしています。身銭を切って物資を送っています。無関心な人は、どこに居ても無関心です。それは東京に限ったことではありませんね。あまりに何度も「東京」と言われるので、代々東京に暮らす者として、少々不快です。
どうしてこれだけネット上で保護動物たちの情報があふれているのに飼い主が現れないんだろう?と常々不思議に思っていましたが、こういう高齢の飼い主さんも多いからなんですね、きっと。中島さんが今回避難所を訪れてお一人お一人に聞いて下さるような時間も労力もかかる飼い主探しは大変ではありますが、やはり必要なのかもしれませんね。
返信削除あぁ・・。悲しいですね。
返信削除余生をこの子と穏やかに過ごす予定だったんでしょうね。
とにかく3ヵ月。。何も変わってない。
最近、ほんとに言葉がありません。
もう可哀想とかって時期も通り越してますよね。
現実ですよ。。こんな無茶苦茶が。。