2012年9月20日木曜日

さよならファミちゃん

原発20キロ圏内、小高区で保護したファミマのファミちゃん

9/17夜、私の手の中で亡くなりました。

ファミちゃんは、国道6号沿いにあるファミリーマートにいつもいたそうです。
まさひろさん まさひろblog が、いつも餌をあげてくれてて、誰か保護してくれないかとつぶやかれてて・・・。

気になってはいたんですけど、国道6号で停止すると警察にも停められる可能性が高いし、小高はもうそろそろ解除になるから、もっと奥の大熊とか双葉の猫を優先するべきではないかとか言ってるボランティアさんも多くて、だれも保護する様子ありませんでした。

私も、まさひろさんが保護してくれたら保護はこちらでします・・・・なんてお願いしたりしてたんですが。

なぜか、その日はファミちゃんを保護したいと強く思ってました。

その日は、確か3月10日・・・辺りは雪が降ってて、足跡だけでもコンビニに誰かが立ち寄ったとばれてしまうような状況でした。



同行していた中島君、「ほんとにやるんですか?」と浮かない返事。

「うん、お願いだから、1回だけチャンス頂戴。私一人で行って、すぐに戻ってくるから、車で待機してて」と頼んで、無理を言って止まってもらいました。

これで駄目だったら諦めようと心に決めて、コンビニ横にある物置に捕獲器を仕掛けました。




翌日早朝、また、ダッシュで物置を覗く

すると何かが入ってる。


しっかりと確認する時間なんてないから、とにかく猫であれば保護と車に入れてその場を移動しました。


なんとなくファミちゃんぽいよーな。

ファミちゃんでありますようにと祈りながら、安全な場所で覗いてみたら、おそらくそんな感じ。
まさひろさんに写メして確認を取りました。




そうです。と。

すご~~~い。

ファミちゃんすごい、来てくれたんだねと喜んだのでした。

そして、駆虫したり、いろいろと病院できれいにしてもらったりしておーあみ避難所のメンバーになったのですが、警戒心が強いというか、シャーシャー言ってて、スリゴロ猫さんにはなかなかなれませんでした。

それでも、ボランティアのみんなからかわいがられて、ファミちゃんファミちゃんと呼ばれて、ちょっとづつ心を開いてきた矢先に、食欲低下で入院となってしまいました。

ファミちゃん、お刺身とかなら好きかなとマグロのお刺身あげたら、すっごい勢いで食べてくれて、嬉しくって、また買って来るねなんて言って・・・。

それなのに、どんどん食欲が落ちてってしまって・・・・。

病院では落ち着かないと思うから私がお世話しようと自宅にお部屋準備して、キャリーから出すときは息してました、なのに、抱っこしてベットに寝かせたときには、息してませんでした。


「えっ、ファミちゃん、ファミちゃん」と呼び続け、呼吸してないか時々耳を胸にあてて聞いてみて
でもなんにも聞こえなくって・・・大きな声で泣きました。

いつも人前では極力泣かないようにしてるんですよ、一応リーダーだからね・・・。

でも、今回はファミちゃんと私だけだったから、泣いたよ。

寂しかった、悔しかった、もっともっと、もっと、ファミちゃんを幸せにしてあげたかった。

ごめんね、なーんにもしてあげれなかったよ。

でも、ファミちゃんがおーあみ避難所の家族になってくれたことは嬉しく思う。


ありがとう。




火葬の前にみんなで抱っこしてみた。最初で最後の抱っこ・・・。



みんながきれいにお花を飾ってくれました。






3 件のコメント:

  1. ファミちゃんの捕獲・保護にはそんな経緯があったんですね。

    先日まさひろさんのブログで無人のコンビニで命を繋いでいた
    ファミちゃんとの出合いや給餌の記録を読んで涙を新たにしましたが、
    リーダーの捕獲にもそんな裏話があったんですね。

    ファミちゃんがおーあみ避難所の一員になる運命だったと感じます。
    まさひろさんやリーダーを始め、避難所でお世話なさったボラさんたちも
    どんなに口惜しい思いでファミちゃんを送られたか心中お察しします。
    本当に「これから」と言うときだったのに残念でなりません。
    でもファミちゃん、リーダーの腕の中で静かに旅立つことができて
    きっと心安らかに虹の橋に行くことができたと思います。

    まさひろさんもリーダーも警官に職務質問される危険を冒して
    ファミちゃんの給餌や捕獲・保護にあたられたと知って
    なおさらファミちゃんの避難所での約半年が、
    そして息を引き取る最後の一瞬が愛情に満ち穏やかであったことが、
    ファミちゃんにとってどんな僥倖であったかと胸が熱くなります。

    ファミちゃんを始め多くの動物たちがリーダーたちのお陰で命を繋いでいます。
    こうして保護した猫が努力の甲斐もなく逝ってしまうことは
    本当に辛く悲しく口惜しいことだと思いますが、
    どうぞオレ君やファミちゃんたちの供養のためにも活動を続けてください。
    何もお手伝いできませんが心から声援を送っています。

    ファミちゃん、虹の橋の居心地はどうですか? 新しいお友達は出来ましたか?
    どうか空から避難所や救出プロジェクトの活動を見守っていてくださいね。
    またいつか会えるといいね。それまで元気でね。バイバイ、ファミちゃん。

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  2. 大網さんに出会えてきっと幸せだったと思います。
    ありがとうございました。

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  3. 初めまして。
    まさひろさんがつぶやいていた頃から見ていました。
    ありがとうございました。

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