ここのところ調子が悪くて入院中の、チリおばあちゃんが亡くなりました。
先週の水曜日の朝、病院から電話があり、意識もなく危険な状態ですと。
連絡もらってすぐに駆けつけたところ、身体がピクピク動いて、瞳孔は大きくなったり小さくなったりしており、足は空を駆けるようにパカパカと動かしてました。
それを見て、とても危険な状態にあるなと感じました。
しかし、翌日お見舞いに行くと、なんと意識が戻って呼びかけにも答えてくれて、立ち上がろうとしてくれました。
奇跡がおきたと大喜びしたんですが・・・・。
その後また痙攣を起こして、また徐々に元気なくなってきて・・・
元気になって欲しいと毎日お見舞い行ってきたけど、今日、お見舞いに行ったその時に呼吸してなくって、いろいろと処置してもらったけど駄目でした。
チリちゃん、保護したのが12月の初めでした。
http://gogowannyan.blogspot.jp/2011/12/n-83.html
圏内での給餌を終わり、帰り道での出来事でした。
原発から3キロ圏内の大熊町の道路の真ん中、なにかの塊が見えました。
「えっ、あれ何だ?猫?」って声を上げ、止まってみたらやっぱり猫でした。
横になってて、近づいても逃げないし、目が見えてない様子
煮干をあげたら、食べたいけど歯が悪くて食べれないみたい
高齢の猫だとすぐにわかりました。
震災から約9ヶ月たっての保護。
12月はすでに寒くって、このような目も歯も悪い高齢の猫がどうやって生き延びてきたのか不思議でした。
狩なんて出来っこないこないし、餌場が近くあったのかどうかもわかりません。
耳は凍傷なのかなんなのか、皮膚が真っ黒でした。
*保護当時のチリ、名前の由来なんと、お耳がチリチリだったから・・・・です。ごめんなさい。
毛も皮膚病でもあるのか、パサパサで、よく生きててくれたね、と思ったのを覚えてます。
チリちゃんは他の猫ちゃんが嫌い。
足腰も弱いから、犬用大ケージの個室をもらって楽しく暮らしてました。
ケージがあくとお世話をしてくださる方の膝にちょこんと乗って、撫でてもらったりブラッシングしてもらって、もういいかなって、自分のタイミングで軽く噛み付き、膝から降りて寝床に帰る。そんなマイペースな子でした。
シェルターボラさんからもとっても可愛がってもらって、幸せいっぱいだったと思う。
そんなチリちゃんが、今日逝ってしまいました。
チリ、急に腎臓が悪くなってて、退院出来ても、毎日の点滴が必要だと言われてました。
点滴は皮下点滴で、飼い主さんが自宅で出来れば通院の必要がありませんが、シェルターではみんなが皮下点滴出来るわけでもないし管理が難しいから、おーあみ自宅に連れてこないと駄目かなと考えておりました。
我が家には、病気の子が多いので世話が大変で、チリも来るとなるとさらに大変だな~と内心思っていたんです。そんな私の気持ちが、チリにばれてしまったのかな・・・・・。
急いで亡くなってしまったように感じてしまいました。
ごめんね、チリ・・・。ごめん。
生き物は、いつか必ず死ぬときが来る。
だから、毎日一生懸命かわいがって、亡くなった時に後悔しないように送り出そうと思っていたはずなのにな。
また明日から、やり直します。
元気なころのチリちゃんの写真をゆっきぃさんが送ってくれました。
チリらしい表情、よく撮れてるにゃ。
耳疥癬でない場合は蚊に刺されてそうなったのかも知れません。チリちゃん頑張れ!
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