先日太田さんとお会いしたとき、かばんからチラッと太田さんの写真集の2冊目である「待ちつづける動物たち」が見えました。
太田さんに、出来上がったんですか?見せて~と言うと、
「そうそう、見せようと思ってたの、中身はまだなんだけどね、ほら、覚えてる?この猫」
反応しないでいると・・・太田さん、必死で、
「ほら、あの浪江のサンプラザの猫・・・」と。
もちろん、覚えてました・・・でも、言葉に詰まって何も言えなかった・・・。
しばらくして、「太田さん、この子ね、死んじゃったと思う」と話しました。
発見したときから、ボロボロの子でした。
太田さんのブログうちのとらまるにもあるとおり、他の猫の捕獲するところでに突然現れ、みんな一瞬顔を見合わせました。
だって、ボロボロ、ガリガリだったから、なんとかしてあげたかったから。
でも、結局保護できなかった。
毎回餌を置いてきてはいたけれど、その後姿を見ることはありませんでした。
そして、一ヶ月半ぐらい経ったある日、この日は太田さんとは別行動でした。
いつものように、餌を置こうとしたら、一匹の猫の死体を発見・・・。
腐敗が進んでたけど、半長毛で茶トラ、毛がボロボロ・・・とだけわかりました。
茶トラちゃん、ごめん。ほんと、ごめん。
あの時保護してたら、今頃は、暖かいところで、お腹いっぱい食べれてたかもしれない・・・。
震災以降、保護して良かったと思うことより、助けてあげれなくてごめんねと思う気持ちの方が強いんです。
だからこそ諦めたくない。
「全部は救えないよ。」って言う人がいます。
そんなのわかっている。
でも、全部は救えなくても1匹、たったの1匹でも多く助けたい。
ただ、それだけなんです。
そうだったんですね。その子を目撃した皆さんのお気持ち、計り知れません。胸が痛いです。敢えて思えば、生きていた姿、そして最期の姿をおーあみさんに見つけてもらったことに感謝します。
返信削除表紙の写真も目に焼き付けます。
ご努力に感謝します。
返信削除今日、名古屋で開催の太田さんの写真展で初めて諸々の現状を知った次第です。
返信削除とりあえず自分のブログでPRさせていただきます。
このブログを見るまで本の表紙の茶虎猫がなくなったことがわかりませんでした。きっとどこかで元気でいると思ってました。とても悲しかったです。女の子かと思っていましたが、写真で僕をつれってとか僕はここにいるよ。と言われてるので、男の子だったのですね。とてもかわいい猫でした。でも半年間も頑張ったのですね。残念ですが、今度は生まれ変わって幸せな人生をおくってっていることを祈ります。みんなに感動をあたえてくれました。ありがとう。
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