2011年8月11日木曜日

岩手に行ったチョコちゃん

APF通信社の山路さんと福島のレスキューを始めたばかりのころ、
飼い主さんが飼育放棄されたワンちゃんの預かりを頼まれました。

そのワンちゃんは、ハスキーとシェパードのミックス犬。
現場に行ってみたあら、予想通り大きなワンちゃんでした。






そして、このワンちゃんはお庭で繋がれて飼われていたのかお散歩があまり
得意ではなく、かなり引っ張ります!!



そのころの20キロ圏内は、保護しても保護してもまだまだたくさんの犬が
おり、すぐに車の中も犬でいっぱいになってしまうような状況でした。

なので、ボランティアさんを探してお手伝いしていただくことになり、急遽
東京から駆けつけてくださった小柄な女性のKさんとお友達の男性2名。


Kさんが預かってくださるそうなので、リードをもって歩いてもらったところ
ぐいぐい引っ張られ、小柄なKさんは引きづられてしまいました。

聞いてみたらこのような大型犬は飼育したことがないとのこと。

おまけに、なんとこのワンちゃん、全身ダニだらけ・・・。
胸元なんて、大仏様の頭みたいにブツブツびっしりとダニで覆われてました。

想像できますか?
ブツブツびっしり・・・う~~~気持ち悪い
ですよね・・・。

ダニは、人間にもつきます!!
このまま、車に乗せたら、人間様もダニの餌食になること間違いなし。

なのに、この方たち、「大丈夫です」とちょっぴり引きつった笑顔で
おっしゃってました。
(大丈夫じゃないはずなのに、優しさから大丈夫と言ってます・・・)

ダニは、とにかくフロントラインをつけて1匹でも落とすこととしましたが、
引っ張り癖は簡単には直りません。

普段の面倒を男性がするならいいとしても、この小柄なKさんでは危険です。

大型犬の飼育経験もないとのこと。

こちらも、お願いしたい気持ちでいっぱいだけど、危険を承知でお願いする
ことは出来ません。
万が一、散歩中に、引っ張られて怪我してしまったり、犬が逃げてしまった
りしたら大変ですから。なので、よく考えて無理なら無理ですと言って下さい
と伝えました。

そして、やっぱり難しいかもと・・・。

そんな報告を山路さんに伝えたところ、別件で知り合った岩手の獣医さんがいると。

本当は、別の犬を預かってくださることになってたんですが、このチョコ
ちゃんの話をしたら、家は大型犬の方がいいからと預かりワンちゃんを交換
していただけることになりました。

でもね、この獣医さんも女性、そして、またまた小柄なのです。

え~~~大丈夫なのかしら?と思ったんですが、お話をよく聞いてみたら訓練
も出来るすご~い方だったんですよ。

そんなわけで、このワンコは、東京とは反対方向の岩手にて保護していただく
ことになりました。

あれから、4ヶ月。時々どうしているだろうと思ってましたが、先日、嬉しい
お知らせを頂きました。

里親さんが決まりましたって。

愛情たっぷり、訓練しっかりで育ってて頂きました、感謝です。

その先生のブログです。

311命駿会blog
http://blogs.yahoo.co.jp/sssaddlery090/5436775.html#5463887


大きいけど、人懐っこくて優しい性格のチョコちゃんでした。
なんとなく、僕頑張ったよ♪って自慢げな顔に見えます。

嬉しいお別れ♪でした。

先生、本当にありがとうございました。

そうだ、あの、「山路とらちゃん」ですが、このワンちゃんの保護のときに、
山路さんにレスキューされたんですよ~。



        保護当時、動物病院にいるとらちゃんです!

1 件のコメント:

  1. とら。。。
    話には聞いていましたが、ホント痩せていたのね

    山路さんはじめ、皆さんに救われ良かった
    それまでよく頑張ったね

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